とらとらのあれこれそれ

自分の好きなことをメインに、感じたこと、おすすめしたいことなどを気が向くままに書いていきたいです。

人生の扉/竹内まりや(2007)

金曜には体調が回復してきたと思ったら、
夕方からゾクゾクし始め、
帰宅したら39℃オーバーしてました。
検査してもらいましたが、インフルは陰性。
今は平熱まで下がりました。








さて、春うたウィークの最後は、
この曲にしました。

竹内まりやさんの「人生の扉」です。





【概要】
2007年8月8日発売(シングル)
2007年5月23日発売(アルバム)
協和発酵CM曲
オリコン:最高23位(シングル)
     最高1位(アルバム)






「人生の扉」は、
アルバム「Denim」の収録曲でしたが、
評判が良かったため、その後、
チャンスの前髪」と両A面シングルとして
シングルカットされました。






発売当時20代前半の若造だったとらとらでも、
この曲の深さと味わいに
心を動かされたくらいなので、
まりやさんと同世代の方々にはもっと
響くものがあったんではないでしょうか。


こういう曲こそ“名曲”と呼ばれるべきだと、
ここ最近の音楽業界を見て思います。
(とらとらランキングは2007年第5位)








この曲のテーマは“老い”。




♪春がまた来るたび 1つ歳を重ね
♪目に映る景色も 少しずつ変わるよ



♪満開の桜や色づく山の紅葉も
♪この先いったい何度 見ることになるだろう





50代になったまりやさんが、
これまで歩んできた人生を振り返り、
そして、
人生の終わりを意識し始める年齢になり、
そこで抱く自分のこの先の人生への想いを、
味わいのある表現で綴っています。







老いていくということは、
若い頃できたことができなくなったり、
理想や夢を現実に打ち砕かれて諦めたり、
哀しく惨めに感じることもあると思います。



単純に考えて、

物だって古くなったら捨てられるし、
スポーツ選手だって引退するし、
老いるってことは寂しいことに思えます。




でも、




♪君のデニムの青があせてゆくほど
♪味わい増すように
♪長い旅路の果てに輝く何かが
♪誰にでもあるさ




時が経つほど味わいや魅力を増していく、
そんなものも世の中にはある。


それを“デニムの青”で表現するところに、
まりやさんのセンスを感じますね。




この歳じゃもうできない、とか、
今から新しいことを始めるなんて、とか、
どうしても守りに入りがちになりそうですが、


まだまだ私だってやれるわ!
せっかく生まれてきたんだから、
人生の最後まで何かを追い続けたいじゃない!





その思いの集約が、
サビの英語の部分だと思います。
特に最後のフレーズが素敵ですね。





1番

♪I say it's fun to be 20
(20代って楽しいわ)
♪You say it's great to be 30
(30代だって最高だよ)
♪And they say it's lovely to be 40
(40代だって素敵だってみんな言うね)
♪But I feel it's nice to be 50
(でも、50代だって良いと思うわ)




2番

♪I say it's fine to be 60
(60代だって元気だわ)
♪You say it's alright to be 70
(70代だって大丈夫だよ)
♪And they say it's still good 80
(80代だってまだまだいけるってみんな言うね)
♪But I'll maybe live over 90
(でも私はきっと90歳以上生きるわ)






そして最後、

♪I say it's sad to get weak.
(衰えていくって悲しいことだわ)
♪You say it's hard to get older.
(老いていくってしんどいことだね)
♪And they say that life has no meaning.
(人生なんて何の意味もないってみんな言うね)
♪But I still believe it's worth living.
(でも私は信じてる、人生って価値あるものと)
♪But I still believe it's worth living.
(でも私は信じてる、人生って価値あるものと)


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