とらとらのあれこれそれ

自分の好きなことをメインに、感じたこと、おすすめしたいことなどを気が向くままに書いていきたいです。

LOVE2020/hitomi(2019)

ネットを使いこなせない実家の親から、
欲しいDVDがあるからネットで
注文して欲しいと頼まれたので探してみたら、
めっちゃ萌え萌えなアニメで衝撃Σ(゜Д゜)





さて、今日はhitomiさん「LOVE2020」です。







【概要】
2019年6月28日配信開始







「LOVE2020」はhitomiさんの代表曲、
「LOVE2000」のリメイク作品です。


「LOVE2000」の読みは
「らぶにせん」だったので、
今回は「らぶにせんにじゅう」ですかね。



とらとらは「LOVE2000」から
もうすぐ20年ということに衝撃です。
まあ、あのときはまだ高校生だったし。
シングルCDも当時買いましたよ。





さて、まだ2019年なのに、
一年早くこの曲をリリースすると知ったとき、
話題作りに安易にリメイクするんだったら、
なんだかガッカリだな、と正直思いました。

「LOVE2000」は、
キラキラして希望に溢れた感じだったので、
すっかり大人の女性になったhitomiさんが、
あのときと同じノリで、
私たちあのときも今も輝いてるよ!
みたいな曲なのかなと。






ところがどっこい(古っ!)

実際聴いてみたら、
めちゃくちゃ味があっていい感じでした。






歌詞は2000をなぞったものになってますが、
2000とは基本的に正反対。



でも、2000と2020は別物ではなくて、
2000の主人公の彼女が、
20年経った心境を正直に歌ってる感じです。






♪ニセモノなんか興味はないの
♪ホントだけを見つめたい

は、

♪ニセモノだってわかっていても
♪愛すること求めたい

に。





♪食べてみなけりゃ分からないこと
♪出会いの引力はどれほどか

は、

♪食べてみたらマズかったことも
♪自分の強さに変わってた

に。



♪ニセモノなんか興味はないワ
♪ホンモノだけ見つけたい

は、

♪ニセモノだって愛せたら
♪ホンモノより輝きだす

に。






その他にも、



♪気持ちとはズレるけど
♪これで良しと思わなければ進めない

とか、

♪若い頃言われてた 今は誰かに言ってる
♪人の立場で考えなと


など、

ティーンだった2000の頃には
分からなかっただろうなと思うフレーズも
散りばめられてます。





自分の経験から考えても、
子どもの頃って、いろいろ夢見る分、
大人って夢がないなとか感じることも
あったと思います。

でも、大人だって
みんな昔は子どもだったわけで、
同じように夢や憧れを持ちながら、
やがて現実を受け入れてきたんですよね。






怖いもの知らずで希望に溢れていた
2000の主人公の彼女も、
この20年で社会の厳しさや、
夢を叶えることの難しさを知り、
普通の人生を送ってきたんだと思います。


ホンモノなんてそう簡単に見つかるわけなく、
ほとんどの人が見つけられないまま、
代わり(ニセモノ)を手に年老いていく。


でも、そのニセモノだって、
長い時間大切にしていたら愛着もわくし、
ホンモノと変わらない、
もしかしたらホンモノ以上に輝くかも。


たがら、そんな日々を否定する必要はない。
手にしたものはホンモノじゃなくても、
この20年、精一杯生きてきて、
悪くはなかったじゃん!




「LOVE2020」は、
そんなことを伝えたいのかなと思います。




ちなみに、2020の方は、
hitomiさんの現在の状態に合わせて、
2000よりもキーが低いです。

もちろん、若いときより高音が…
って事情もあるんでしょうが、
それが今の自分のありのままの姿ってことで、
曲への良いスパイスになってると思います。






2000と同じメロディなのに、
なんだかしんみりほっこりしてしまう、
hitomiさんの名曲でした。