とらとらのあれこれそれ

自分の好きなことをメインに、感じたこと、おすすめしたいことなどを気が向くままに書いていきたいです。

小さな生き物/スピッツ(2013)

転勤して1ヶ月。
人生いろいろありますよね(〃´o`)=3





今日はスピッツ「小さな生き物」です。






【概要】
2013年9月11日発売(アルバム)
「センチュリー21」CM曲
オリコン:最高1位





「小さな生き物」は、
アルバム「小さな生き物」の表題曲です。
(とらとらランキングは2013年第2位)





そもそもスピッツ自体が
とらとらはかなり好きなんですが、
この2013年のスピッツはとらとら的には
かなりの当たり年。




この年の初夏にシングルで発表された、
JTBのCM曲「僕はきっと旅に出る」
(とらとらランキング2013年第4位)
が久々にツボに入り、そのあとに
発表されたのがこのアルバムでした。






この年の2年前の2011年、
あの東日本大震災が発生。

ボーカルの草野さんは、
急性ストレス障害で一時休養するなど、
心にダメージを負ってしまいました。



その間、ご本人の中でどのような
葛藤があったのかは分かりません。


ただ、「僕はきっと旅に出る」や
この「小さな生き物」を聴いたとき、


「あ、またスピッツが帰ってきたな!」


と思いましたし、

これらの曲の歌詞が、
休養を経て草野さんたちが出した答え
なんだろうなと直感的に思いました。






この「小さな生き物」の歌詞は、
とても暖かみがあって、そして前向きです。

4分弱の短めな曲ですが、
ギュッと凝縮された感じです。





♪負けないよ 僕は生き物で
♪守りたい生き物を
♪抱きしめてぬくもりを分けた
♪小さな星のすみっこ



♪知らないままで過ごせるのなら
♪その方が良かったこととか
♪たくさんあるよ だけどいまだに
♪アホな夢見てる



♪臆病な背中にも 等しく雨は降る
♪それでも進む とにかく先へ
♪有っても無くても



♪負けないよ 僕は生き物で
♪守りたい生き物に
♪出会えるって思いもしなかった
♪もう一度 果てを目指す





あの震災ではたくさんの命が失われ、
自然に対する人間の無力さを思い知らされた。


あんな残酷な現実は、
経験しなくて良いならしたくなかったし、
今でもどこか、
現実を受け入れられない自分もいる。


でもやっぱり、この星で生きている以上、
人間って一人一人はか弱い存在だけど、
何もせずに絶望するのではなく、
弱い自分なりに他の誰かや大切な人を
守ったり、勇気づけたい。


そして、ゴールがあるかは分からないけど、
未来に希望を持って、もう一度前に進みたい。






草野さんやスピッツのメンバーは、
そんな思いを抱きながら、
この曲を作ったのかなと思っています。

そして、彼らにとってのその手段は、
やっぱり音楽だったんですね。




この曲もぜひライブで聴きたいですね。

そして、「僕はきっと旅に出る」も、
また別の機会にご紹介したいと思います。


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