とらとらのあれこれそれ

自分の好きなことをメインに、感じたこと、おすすめしたいことなどを気が向くままに書いていきたいです。

若きモンスターの逆襲/渡辺美里(1993)

令和元年まであと1ヶ月ですね。
予想通り忙しい一週間を迎えております。
うちにも新採さんが何名か入りました。






今回はそんな若者に送りたい一曲、
渡辺美里さん「若きモンスターの逆襲」です。







【概要】
1993年7月21日発売(アルバム)
オリコン:最高1位






「若きモンスターの逆襲」は、
アルバム「BIG WAVE」に収録されています。


オリジナルアルバムでは、
現時点で美里さん最後の1位作品です。
(ベストではその後1位を獲得)





この曲の作曲は岡村靖幸さん。
作詞は美里さんです。





岡村さんの手掛けた作品は
どちらかというと苦手なのですが、
この曲は非常に好きです。





“若きモンスター”とは、
社会に飛び出したばかりの若者たちのこと。

社会で壁にぶつかりながらも、
懸命に立ち向かう彼らへの応援歌です。







とらとらが好きなのはやっぱりサビの歌詞。




ラッシュアワー 特別だった自分が見えない
♪真新しい背番号の新人選手みたく
♪マジになるほどどうしようもないくらい
♪空振りだらけ





学生時代って、何でもできる、叶えられると、
社会に対して理想を描いたり、
希望と自信に満ちあふれていたりしますが、
いざ社会に出てみると、
それまで特別な“個”だと思っていた自分が、
あまりにも大きすぎる社会では、
埋もれてしまうような小さな存在だと
思い知らされるわけで。


でも、その中でもがいて、抗って、
精一杯生きていく若者たちの姿を、
うまく表現した歌詞だと思います。









それから、このフレーズも好きです。




♪抱きしめたい 愛し合いたい
♪敵わぬ力出会ったときも
♪あきらめない 負けたくはない
♪ひび割れた胸 炎を燃やし続けている




社会の荒波にうちひしがれ、
飲み込まれそうになりながらも、
いつか乗り越えてやると戦っている、
そんな若者たちの姿が浮かんできませんか?








さらに、この曲には、
そんな若者たちの姿と対比して、
シンガーという一般社会とは異なる世界で
夢を追い続けてきた美里さん自身のことを
指しているのではと思われる
フレーズもあります。




♪友達はグレーのスーツを着て
♪下げたくない頭下げてる
♪東京のすみっこ
♪私はまだ夢に手が届かない





同年代の友達がみんな、
夢見ることを諦めて現実を受け入れて、
普通の人生をおくり始めている一方で、
自分はまだ夢を追い続けている。
自分の進んでいる道は正しいのだろうか?


実際の美里さんは、
この頃にはとっくに売れっ子でしたが、
若かりし頃にはそういう葛藤も
あったのかもしれませんね。








この曲もまだ、
ライブで聴いたことがありません。

今夏あたりで聴けるかもと
ひそかに期待しています(笑)







あ、4月からブログのタイトルも
変えてみましたよ(´ 3`)


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