とらとらのあれこれそれ

自分の好きなことをメインに、感じたこと、おすすめしたいことなどを気が向くままに書いていきたいです。

樹海の糸/Cocco(1999)

昨日の夕方、道端でタヌキと出逢いました。
つがいでしたが、可愛かったです。





さて、今日はCoccoさんの「樹海の糸」です。





【概要】
1999年4月14日発売
ドラマ「運命に、似た恋」主題歌
オリコン:最高3位







Coccoさんのシングルでは、
「強く儚い者たち」に次ぐ売上、
順位は自己最高の曲となっています。


発売当初はノンタイアップでしたが、
ドラマ主題歌となったのは、
発売から17年も経った2016年でした。
斎藤工さんが出ていたNHKのドラマでしたね。






この曲はミディアムテンポで、
流れるような、でもちょっと悲しげな、
雰囲気のある曲です。






歌詞は…

Coccoさんらしい、
比喩的な言葉が多用されているので、
解釈はなかなか難しいです。









♪永遠を願うなら 一度だけ抱きしめて
♪その手から離せばいい
♪私さえいなければ その夢を守れるわ
♪あふれでる憎しみを織り上げ
♪私を奏でればいい



♪この声を聞いたなら 泣き叫び目を閉じて
♪何一つ許さないで
♪あなたさえいなければ その夢を守れるわ
♪あふれでる憎しみを織り上げ
♪あなたを愛し歌うの






対比的な1番と2番のこのサビからは、
とらとら的には、





想いを寄せる人への、さまざまな感情。

結ばれたいけれど、
結ばれることでお互いに、
大切な他の何かを失ってしまう気がする。

いっそ、あなたがいなくなってしまえば、
こんなに悩むこともないのに。
いや、私がいなくなってしまえば、
あなただって楽に生きられるはずなのに。




そんな複雑な感情を、
深い樹海に例えているように感じました。








この曲は表現が比喩的なので、
一見するとテーマの重さは感じられませんが、
この曲に限らず、Coccoさんの曲は、
一見キレイな箱の中に、ドロッとした
闇が詰まっているようなものが多いので、
そこをいろいろ考えながら聴くと、
さらに曲に深みを感じられると思います。


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