楓/スピッツ(1998)
今回はスピッツの名曲「楓」です。
とらとらランキングは1998年の第3位。
【概要】
1998年7月7日発売(シングル)
オリコン:最高10位
今でもカバーされたり、
CMで使われる知名度の高い曲ですが、
シングルカットだったことや、
当時はタイアップもなかったことから、
シングルのリリース当時はほとんど
話題にならなかったと記憶しています。
スピッツといえば、
それほど詳しい人でなければ、
「ロビンソン」「チェリー」
「空も飛べるはず」のような、
ちょっと青臭い感じの曲のイメージ
なのかなと思いますが、
この「楓」のような曲も少なからずあります。
僕の持つこの曲のイメージは、
「ただひたすら悲しい」
でも同時に、美しさも感じます。
では、歌詞について考察を…
この曲は、やはり恋人との別れを
歌っていると思っています。
♪かわるがわるのぞいた穴から
♪何をみてたかなぁ?
♪一人きりじゃ叶えられない
♪夢もあったけれど
「僕と君とは同じ夢を見ている
(=いつまでも一緒にいられる)
と思っていたけれど、違っていた。」
ってところでしょうか。
そして、サビ。
♪さよなら 君の声を抱いて歩いていく
♪ああ 僕のままで どこまで届くだろう
「さよなら、
君のことはずっと忘れないだろう。
でも、いつかその気持ちも薄れて、
僕も変わっていくのだろうか。」
この曲の歌詞には、タイトルの
「楓」という言葉は出てきません。
でも、
♪風が吹いて飛ばされそうな
♪軽いタマシイで
といった歌詞からは、
風に吹かれて今にも枝から離れそうな
木の葉を想像できます。
熱く燃え上がって儚く終わった恋。
それは、
赤く染まってはやがて散りゆく
「楓」のようです。
※あくまでとらとらの独自解釈です。
CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection [ スピッツ ] 価格:2,750円 |