『リアルでゴメン・・・』 /近藤夏子(2010)
令和最初の記事は連休明けとともに。
休み過ぎて疲れました。
令和最初に取り上げるのは、近藤夏子さんの
「『リアルでゴメン・・・』 」です。
ちなみに、特に令和にちなんで
取り上げたわけではありません。
【概要】
2010年4月21日発売
オリコン:最高34位
近藤夏子さんは、
島根県出身のシンガー・ソングライター。
大阪ローカルのテレビに良く出ているので、
大阪の人かと思ってました。
ノリも大阪っぽいし。
「『リアルでゴメン・・・』 」は、
近藤さんのデビューシングルで、
音楽専門チャンネルなんかでは、
パワープッシュされていました。
(『』までがタイトルです。)
ピアノを弾きながら歌っていますが、
バラードではなく激しい曲で、
けっこうクセになります。
(とらとらランキングは2010年第6位)
この曲の主人公は、
仲間内では明るくおバカなキャラ、
でも本当は恋に悩む繊細な女の子。
遊び仲間の中に好きな彼がいますが、
彼は私を面白い子としか見ていないし、
私が真剣にあなたのことが好きと言ったら、
冗談に思われるか、引かれるに違いない。
だから今日も私は、
本当の気持ちを隠したまま、
明るくおバカなキャラを演じ続けよう。
そんな曲です。
何に対して謝っているのかですが、
“キャラに似合わず重たい話をしてゴメン”
ってことなんでしょうね。
♪無茶ぶりにも応えてしまう
♪変顔ノリ突っ込みだって慣れっこ
♪調子にのってモノマネして
♪しゃべりまくり笑わせまくり
など、
この曲の主人公は、いかにも
関西の女の子って感じがしませんか?
(近藤さんが大阪人だと思った理由の1つ)
こんな歌詞から、
ギャグっぽい曲に思えなくもないですが、
むしろけっこう暗め。
こういう視点の曲は珍しいので新鮮です。
♪ゴメン ゴメン 好きになってしまった
♪気づきたくなかった
♪君が笑うとあたし セツナ涙
♪ゴメン ゴメン らしくいなきゃダメ
♪でも どうしようもないの
♪あたしでいたい キミといたい
♪恋したままがイイ
♪リアルにゴメン
キミが笑ってくれるのは嬉しい。
でも、笑わせようと振る舞っていると、
どんどん本当の自分の姿から
遠ざかっていくのを感じる。
とはいえ、好きな気持ちを
止めることもできないし…
この曲のサビは、
そんなジレンマが上手く表現されてますね。
終始真顔でピアノをスタンディングで
弾きまくるPVもなかなかカッコいい、
隠れた名曲「『リアルでゴメン・・・』」、
一度聴いてみてください。
価格:1,668円 |